水溶性切削油の劣化は悪臭を放つだけでなく、使用寿命の短縮、性能の低下やサビの原因にもなり、工場内の環境悪化、作業者の皮膚障害も併発するのです。
これらは切削油中に嫌気性菌が発生する事が主な要因です。
この嫌気性菌の
繁殖し難い条件は、油温の低い場合、酸素が豊富にある場合、pHの高い場合、炭化水素系の栄養分のない場合。
繁殖し易い条件は、梅雨期から夏季にかけての油温が上がり溶存酸素が少なくなったり機械が長期停止した場合。
「エムタイトセラミックス」は、従来のセラミックスと大きく異なり無孔質でセラミック内を水が通過するのではなく接触する事で効果を得られ、使用による表面の変化、目詰まりもなく効力の低下もほとんどありません。
(DATA1)新油に交換後トライ | ||
設置設備 | : | MC-913 |
五面加工機 | ||
設置月日 | : | H16.8.5 |
設置機種 | : | エムタイトTS-500×1機 |
タンク容量 | : | 1100L |
この設備は、従来3~4ヵ月で油交換が必須であったが、エムタイト設置後は、濃度管理ミスの1回だけが管理基準を下回ったが、他のサンプリング時は(pH8.8以上、菌数104以下)を維持して腐敗臭もなく機能低下もなく1年6ヶ月間の長寿命化が実現した。
(DATA2) 再生テストにトライ | ||
設置設備 | : | MC-914 |
マシニング・センター | ||
設置月日 | : | H16.10.7 |
設置機種 | : | エムタイトTS-500×1機 |
タンク容量 | : | 800L |